好きなSingerは誰?


わたくし歌の師匠によるBrotherMusicWorldBlogにトラックバックいたしまして、
好きなシンガーについてちょこっと書いてみましょう。


メンバープロフィールにも書いてあるとおりスティービー・ワンダーは大好きです。
歌の前半と後半で別人のようになる声の持っていき方といい、どこまでもハリのある高音といい、なんともいえません。
歌ってみると分かるのですが、スティービーさんの曲は「なんの変哲もない」歌が多い。
だから、ちょっと真似してやってみてもぜんぜん盛り上がらない普通の曲になってしまう。
そんな曲を歌い上げられて初めてシンガーと呼べるのかもしれません。


ダニー・ハサウェイの限りなく深い温かい声と、センスのある歌いまわしも大好きです。
彼についてはおのっちの方がずっとフリークですので、こんど書いてもらうことにしましょう。


以前は嫌いだったのに、最近気になってしょうがないのはAORの生みの親、ボズ・スキャッグス
一聴して変な声です。
ずっと聞いていても変は変なのですが、なぜか病みつきになる声です。
そして、歌もものすごくうまいのですから、すごい存在感です。


そういえば、ブルーグラスというジャンルにかぎって言えば、
デル・マッカリーという人が好きなのですが、
デルさんも最初は嫌いでした。
誤解を恐れずに言えば、彼の声はすごく変です。
初めて聞いたときは衝撃的でした。


でも、いまでは彼の声によって歌われるブルーグラスが一番しっくりくるようになりました。
こういう特殊な声をもっているっていうのもシンガーの条件かもしれませんね。
声自体が個性なのですから、声をみがくというのはその実、個性を伸ばすということなのかも。


もう一人わたくしの好きなシンガーは、"Without You"という曲が大ヒットした、ニルソンという人。
"Everybody's Talking"も有名ですね。
この人は歌とか声に華があるわけではない(と思う、綺麗な声ですが)。
特筆すべきはカメレオンのような彼の声の使い方です。
彼のアルバムを聞いてみると全トラック別人の声のように感じます。
多分歌について相当研究した人だと思うのです。
そんなわけで、彼こそ70年代白人シンガーの中で唯一無比の名シンガーであると思っています。